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MCF.LAB

セルフィッシュさと献身さ

 
同じ組織に属していてもメンバーの志向性や個性はそれぞれです。個性が違うメンバーを束ねて1+1を2以上にしていくのが組織として一番大事だし大変な部分です。
 
 
同じ組織に属している以上、狙うは組織としての目標達成です。みんなで勝利の喜びを分かち合いたい。更に、本音としてはその中でできれば自分が一番活躍したい。みんなからすごいねって褒められたい。
 
 
組織としての目標さえ達成できれば個人は活躍できなくていい、という人もいなくはないですが、そういう人は成長しないなと思っています。逆に自分のスキルさえ磨ければ組織の目標達成なんてどうでもいいという子は、結局組織の中で活躍できません。
 
 
組織に属している以上、個々人が求められる役割というものがあります。そして、求められる役割が自分の得意なこと、好きなこととは少し違うということも往々にしてあります。
 
 
 
ここで悩みが発生します。
 
自分の得意・好きなことを突き詰めていくべきか、それとも組織貢献を優先するか。
 
自己中心的に考えれば、自分は得意なことを突き詰めて、それを周りが全力でサポートしてくれる環境が最高だけど、それじゃあまりにもセルフィッシュ。
逆に組織貢献ばかり意識しすぎると単なる便利屋で、チームが勝てても、なんかモヤモヤが残る。
 
 
 
 
若い頃は抑えきれない自我ゆえに、えてしてセルフィッシュになりがち。
「おれにはおれのスタイルがあるんだ、じぶんが得意なスタイルを貫いた方がきっと貢献できる、周りがおれの良さを活かせていないんだ。」と。
 
 
そして、大抵の人は、そんなセルフィッシュさ、傲慢さでいろいろと衝突とか挫折を味わって、徐々に角が取れて、組織貢献とか献身ができるようになってくるんですよね。
年をとって老獪になっていくのはそういう部分だと思います。
セルフィッシュに自分の得意なことを追求するよりも、組織全体を見渡して、自分が果たすべき役割、自分に求められる(と思う)役割を頑張ったほうが、評価されるんですよ。ソッチのほうが確率論的にチームの勝利も、自分の活躍も両方得られやすい。
 
 
結局、チームスポーツである以上、周りのメンバーとのギブアンドテイクなんです。
たまにセルフィッシュに振る舞うときがあっても良いけど、それと同じ量ぐらい周りのメンバーのサポートもやってあげる。そういうバランスが上手い人はどこの組織でもうまく機能できるし、どこからも引っ張りだこです。
 
 
 
 
それでもセルフィッシュさというのはやはり大事だと思うんです。
 
 
事態が膠着したり、なんとなくリズムが良くないという状況を打破できるのはセルフィッシュな奴です。誰かがセルフィッシュに突破していくことで周りの人達も付いていける。そうやって、組織として膠着した状況を突破できる。
 
ここで大切なのは、「セルフィッシュさにはリスクが伴う」ということ。
状況を一変させられるだけのスキルが伴っていないと単なる空回りです。下手すると余計に状況を悪化させる。スキルのないセルフィッシュなやつは早晩外されます。セルフィッシュに振る舞うことには自分自身へのものすごいリスクが伴います。
 
 
それでもリスクを恐れすぎないでほしい。リスクは背負いつつも果敢にチャレンジしてほしい。そして、まわりが「それは無謀だろ」と思うようなことを、最初は運で、そのうち実力でねじ伏せられるようになってほしい。
 
若者がセルフィッシュに走る時は、苦々しく思いながらもベテランは何も言わずにゴール下の汚れ仕事に回ってあげましょう。そうやって自己犠牲や献身ができるのがベテランの価値だから。
 
 
 
 
パスばかり回してても、チームは勝利できない。
ゴールを狙いに行く姿勢は失っちゃいけない。たとえ運でも、ねじ込めばオッケーです。
シュートを打たないとわかっているやつには誰もマークにいかないからね。
でも、決めきれなかったら、みんなの失望を一身に背負って、また次のチャンスのためにひたすらスキルを磨けばいいんです。次は運ではなく実力でゴールできるように。
 
 
そして、そんなセルフィッシュさを許してくれたチームメイトに対して最大の感謝と、チームメイトが気持ちよく動けるための献身も忘れずに。
 
外しても自分もリバウンド取りにいけよ。
 
スクリーンかけにいってやれよ。
 
その献身が次の自分に活きるんだ。
 
 
・・・・
 
・・・
 
 
え、なんの話かって?
 
 
バスケですよ。
 

40歳を超えても、まだまだスキルは伸ばせるはず。休日に一人で練習。

昨年約10年以上ぶりに再開したバスケですが、すっかりハマってしまって今や週2回では飽き足らず、休日も一人で練習するほどまでに。このブログを定期的に読んでくださっている人にとっては、またバスケかと思われるかもしれません。

全然ヘタっぴですが、体が動かない分、「考えてバスケする」ことを意識するようになってから、やっぱり少しずつでも上達するし、何より楽しいんですよね。そんなことを熱く社内で語っていたら、「そんなに熱く語るぐらいなら、ブログでも書け」と言われたのでこのような文章となりました。

社内でも家庭内でもバスケの話しかしない私はものすごくうざがられていますが、まだまだ身体が動かせるうちはいつまでも上達を目指してダムダムやりたいなと思っています。

今日はこんなところで。